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デジタル水温計の温度表示が100℃にならないのですが? |
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スチーマー全般
Q.カナイスチーマーは、なぜこんなに高価格なんですか?
カナイスチーマーは、理容店、美容室、飲食店、介護施設、病院など、業務目的でタオルスチーマーを使用するプロのユーザー様のために「性能」「耐久性」「使いやすさ」を徹底的に追求した設計、製造を理念としています。
そのため、厳選した高品質、高耐久性の材料や部品を採用しており、製品の品質を大きく左右する基幹部品を含む大部分の部品を当社で独自に設計、製造しています。
また製品の組立においては、常に最高の性能を発揮できるように、当社熟練工の手で調整と点検を繰り返しながら、1台1台ハンドメイドで組立されています。
ですから、製品の完成には多くの時間と労力、コストが必要で、一般の家電品のように大量生産は出来ないため、どうしても高価格になってしまいます。
カナイスチーマーは、例え高価格でも良いから、とにかく「最高の物を長く使いたい」と言うお客様のために存在するのです!
Q.カナイスチーマーの寿命はどのくらいですか?
当社製品は、10年間無修理、または修理1回程度(定期的なメンテナンスをされている場合)を目安に製造しています。
※製造上の目標値で、あくまでも目安です。
「10年間の無故障」や「10年間の無償修理」を保証するものではありません。
一般的に業務目的での1年使用は、家庭での使用に換算して3年使用したのと同じと言われていますので、10年間業務で使用した場合、一般家電品で言うと30年使用したのと同じことになります。
カナイスチーマーは、耐久性にもこだわって設計、製造されていますので、適切な使用と定期的なメンテナンスを心がけて頂ければ、長年の酷使でも、さびたり腐ったりすることは、ほとんどありません。
実際、カナイスチーマーをご利用のユーザー様で、無修理、または1〜2回の修理を経て20〜30年程度、お使いになっている方も多くいらっしゃいます。
他社製スチーマーはカナイスチーマーより、かなり寿命が短いものがほとんどですから、カナイスチーマーは、それより3〜4倍は長持ちするといった評価を多く頂いております。
(メーカーや機種、使用条件などによって異なります)
Q.ガス式スチーマーと電気式スチーマーとでは、どちらが経済的ですか?
発熱量(カロリー)当りの金額はガスの方が安くなりますが、実際の使用状態では電気の方が安くなります。
その理由としては次の3点が挙げられます。
- 電気式の場合は自動運転で動作させますと、タオルが蒸し上がると自動的にヒーターは停止します。
開始時刻や終了時刻もタイマーで設定できますので無駄がなく使用できます。
ガスの場合は、すべて手動で点火、消火、火力調節をしなければなりませんので、どんなに慎重におこなっても、最適な調節はむずかしく無駄が多くなります。
- ガス式の場合には燃焼のための空気の取り入れや、排気のため空気の流れが必要なります。
したがって、火力を弱くしたときには、その空気の流れによって内部が冷やされることになります。
電気の場合は内部を完全に密閉することができますので、冷やされないように十分な保温がなされています。
- ガス式の場合、排気を排気筒で室外に逃がすようにお願いしていますが、実際の使用現場では、直接室内に排気していることも多々あります。
この場合、室内の空気や壁紙などが汚れるほか、夏場の冷房の負担がかなり大きくなります。
このため、電気式のほうが経済的に使用できます。
例えば、EL−97シリーズ(2ドア)では1ヶ月の電気代は約2,500円程度になります。
(全自動運転でタオルがいつでも使用可能な状態を維持するのに必要な電気代)
なお現在、ガス式スチーマーの製造、販売は完了いたしました。
(サポート、修理は従来どおり行っております)
Q.カナイスチーマーは、水がかかっても大丈夫ですか?
スチーマーは常時、水を入れて使用しますので、外部からの水に対しても対策がとられていますが、電気系統の操作盤やタイマー、配線類などに水が付くことは好ましくありません。
当社の修理現場では、点検、分解した時に「もう少し、水が入らなければ修理せずに使用できた」といった状態の修理品が多々あります。
従って流し台付近など、水はねの多いところへの設置は避けていただくか、防水カーテンなどで水はねが、直接スチーマーにかからないように対策してください。
その際に、
ELシリーズは本体右側の冷却ファンと左側の通風口
GKシリーズは操作盤の前面の冷却ファンと背面の通風口
をふさがないようにご注意ください。
Q.カナイスチーマーの設置場所はどこがいいのですか?
タオルを取り出しやすい場所、使いやすい場所が一番ですが、以下の点にご注意ください。
- お客様出入り口、通用口などの近くに設置しない。
スチーマー使用中に、熱い部分が体に触れると「やけど」することがあります。
また、ぶつかったりするとスチーマーに損傷を与えることがあります。
- 水のかかるところに設置しない。
こちらをご参照ください。
- 水平になるように設置してください。
デスクトップタイプ(卓上型)は、スチーマーの下が多少濡れても大丈夫なように、ステンレス板を敷くなどの防水対策をしてください。
デスクトップタイプのELシリーズの場合、設置場所の排水口がくる位置に、少し大きめの穴をあけておくと、水替えの際に便利です。
フロアータイプ(スタンド型)は、壁際に設置する方が安全です。
人や物がぶつかったりすると、スチーマーが転倒することがありますので、付属の金具で柱や壁などに固定してください。
また、スチーマーの前側を5〜7o程度上げておくと、転倒の危険が少なくなります。
(スタンドのアジャスターねじで調節できます)
スチーマーは前側が重くなっていますので、前下がりには設置しないでください。
- 右側を30p以上空けて設置してください。
電気式、ガス式、スチーマー兼用ガスボイラーとも点検の時は、ほとんどが右側から行うようになっています。
壁際などに密着して設置すると、簡単な点検でも移動しなければならなくなり、その間使用できなくなります。
- 電気式スチーマーは、冷却ファン空気取入口と通風口をふさがないでください。
冷却ファン空気取入口と通風口をふさぐと、スチーマー内電気系統が加熱し、故障の原因になります。
ELシリーズは本体の左右、GKシリーズは操作盤の前、背面にあります。
Q.カナイスチーマーを、海外で使いたい、または輸出したいのですが?
カナイスチーマーの電気系統などは、日本国内向けにつくられているため、海外で使用することは出来ません。
また、海外への修理、部品発送などのアフターサポートは行なっておりませんので、ご了承ください。
カナイスチーマーの電気系主要部品には、軍事利用が可能な「外国為替及び外国貿易管理法」に定める戦略物資(または関連役務)に該当する部品類が、使用されています。
従って、本製品またはその一部の持ち出し、輸出をする場合には、同法に基づく許可が必要になりますのでご注意ください。
Q.スチーマーの水に、温泉水や入浴剤を使用しても良いですか?
また香料・消臭剤・洗浄剤などは使用出来ますか?
スチーマーには、必ず水道水をお使い下さい。
ミネラルウォーター、井戸水、温泉水、入浴剤、湯ノ花、そのほかの薬剤などは、絶対に使用しないで下さい。
ミネラルウォーター、井戸水、入浴剤などには、大量のミネラル分や不純物が含まれており、これらの成分がスチーマー内部タンクに大量の水あかとして堆積します。
スチーマー内部タンクに水あかが溜まると、ヒーターからの熱の伝わりが悪くなり、沸かないうちに「からたき」点滅になることがあります。
また、水あかが大量に溜まると、ヒーターが異常に加熱して、水もれやヒーター故障などのトラブルを起こしたり、スチーマーの寿命が極端に短くなったりします。
温泉水、湯ノ花、そのほかの薬剤などは、上記の他に、内部タンクやヒーターを痛める成分が含まれていることが多く、早期故障の原因になります。
香料・消臭剤・洗浄剤など、内部の水垢、湯垢などを除去・付着しないようにする薬剤や、タオルのニオイを消す薬剤などが販売されておりますが、スチーマーに悪影響を与えますので使用しないで下さい。
※詳しくはこちらをご覧下さい。
なお、水道水にもミネラル成分は含まれており、長期間に渡って水替えや洗浄をしないでいると、大量の水あかが溜まり、沸かないうちに「からたき」点滅になることがあります。
この場合は、スチーマー内部タンクの水替えと洗浄をして頂くと、直る場合があります。
水あかが大量に溜まると、ヒーターが異常に加熱して、水もれやヒーター故障などのトラブルを起こしたりすることがありますので、1週間に1度は、必ず水の入れ替えを行い、1ヶ月に1度は必ず排水口から水あかを流して下さい。
軟水器(浄水器ではありません)をご使用の場合には、軟水器を通した水をスチーマーに使用すれば、内部に溜まる水あかの量を、軽減することが出来ます。
修理、メンテナンスについて
Q.カナイスチーマーの修理について教えてください。
電気式スチーマーの修理には2つの方法があります。
該当機種 EL・GK・DX シリーズ ガスボイラー兼用電気スチーマー(THシリーズ) など
- 出張修理
修理費用(※)・・・交換部品代+技術料+出張費用+出張関連費用(高速道路費用 駐車料金 等)
対象機種(※)・・・カナイスチーマー全機種
対象地域(※)・・・原則として関東地区(関東地区以外の地域については、弊社までご相談下さい)
簡単な部品交換だけで直るような比較的軽度の修理や、当社でお預かりできない大型製品などが対象です。
なお、スチーマー兼用ガスボイラーを修理されるお客様は、関東地区以外でも対応しますので、弊社サポート窓口までお問い合わせください。
- お預かり修理
修理費用(※)・・・交換部品代+オーバーホール技術料+送料
対象機種(※)・・・現場での修理が困難な場合
大がかりな修理が必要な器体(水もれ・ヒーター故障など)
製造後、およそ10年以上経過した器体
対象地域(※)・・・日本国内
お預かり修理の場合、ほとんどがオーバーホール修理となります。
お申し出の不具合箇所の修理だけでなく、今後かなり長期間御使用になれるように、他の部分も点検、整備、部品交換を行います。
その際には、当社より代替器をお送りいたしますので、代替器の箱に修理のスチーマーを梱包し、当社までご返送ください。
お預かり修理は都合上、かなりの日数を要しますので修理完了までのあいだ、代替器を存分にご活用ください。
ガス式スチーマーの修理について
(THガスボイラー兼用ガス式スチーマー含む)
修理が可能なケースと不可能なケースがあります。
修理をご希望の際は、弊社サポート窓口までお問い合わせ下さい。
当社製ガススチーマーは製造終了後、20年以上経過しており、お預かり修理など大がかりな修理はお受けできないことがあります。
当社でも交換用補修部品の在庫がなくなっており、また、部品の再生産も困難なためです。
なお、からたき防止器・ガラス水位計・ドアスプリング・パッキン類 など消耗部品は、引き続き生産していますので、供給可能です。
(※)
修理費用については、修理箇所や損傷の程度など、 さまざまな条件の組み合わせによって異なりますので、具体的な金額を表記しておりません。
スチーマーの状態を調査した上で、お見積もり致します。
(※)
出張修理、お預かり修理における、対象機種、対象地域についてはあくまでも目安です。
修理内容や機種、修理の混み具合などによって変わることがあります。
修理に関してご不明な点がございましたら、弊社までお問い合わせください。
ホームページからの問い合わせ・ご相談も受け付けております!
Q.カナイスチーマーの日常の手入れはどうすれば良いのですか?
また、こびりついた水垢などの汚れは落とせますか?
水垢、湯垢などは、水の中に含まれるわずかのカルシウム、マグネシウムなどが長い間に少しずつ付着するので、基本的に防ぐ方法はありませんが、付着する部分で対応が違います。
いずれにしても、あまり汚れがつかないうちに掃除することが大切です。
- 本体内部
スチーマー内部タンク(水が入る部分)については、こまめに内部の水を入れ替えることです。
スチーマーを使用していない時に、出湯カランを開いたまま水を入れ、内部の水を入れ替えます。
内部から出てくる水がきれいになったら完了です。(使用時にからたきにならないように給水をお忘れなく)
1週間に1回程度行うと、かなり清潔な状態を維持できますが、お使いの水の水質に左右されます。
ELシリーズ、GK−97シリーズにつきましては、排水口がありますのでそちらをご使用ください。
軟水器(浄水器ではありません)をご使用の場合には、軟水器を通した水をスチーマーに使用すれば、内部に溜まる水あかの量を、軽減することが出来ます。
この方法を行っても汚れなどがひどく、ご使用に不都合ある場合は、オーバーホール等が必要ですので、弊社までご相談ください。
香料・消臭剤・洗浄剤など、内部の水垢、湯垢などを除去・付着しないようにする薬剤や、タオルのニオイを消す薬剤などが販売されておりますが、スチーマーに悪影響を与えますので使用しないで下さい。
※詳しくはこちらをご覧下さい。- 外装まわり
外装や水位計ガラス、出湯カランに付着したものは、こまめに掃除していただくしかありません。「スチーマー本体に直接水をかける」といった掃除方法は絶対にしないでください。
普段は、堅く絞った濡れタオルなど(きれいで柔らかいもの)で軽く拭くだけで大丈夫です。
少し白く色がついたものは、ホームセンターなどで市販されている金属みがき(ピカール)などで取り除くことができますが、研磨剤が多く含まれているもの(クレンザーなど)や、ふき取る布が汚れているもの、生地が硬いものは、細かい擦り傷がつくことがありますのでご注意ください。
水位計ガラス内部はガラス下のプラグを抜いた穴から、布を巻きつけたわりばしなどでこすりとる方法をお勧めします。
布を押し込みすぎると取れなくなることがありますのでご注意ください。
電気系統の故障になります。
Q.スチーマー内部タンク(蒸気発生室)の水替え・洗浄方法を教えてください。
スチーマー内部のタンク(蒸気発生室)を定期的に水替え・洗浄して頂くことで、スチーマーをより衛生的に、かつ、良好な状態で長期間ご使用頂くことができます。
※ 作業上のご注意 ※
必ず、電源を切ってから行ってください。
作業中にヒーターがONになると「からたき」になり、スチーマーが損傷することかあります。
スチーマー使用中や使用直後は、内部の水が高温になっていますのでやけどにご注意下さい。
水温が50℃以上の場合は給水し、冷やしてから行ってください。
周囲に水がこぼれたり、スチーマー本体に水がかからないようにご注意下さい。
ぞうきん、10L以上のバケツ、手桶などを用意すると便利です。
スチーマー内部の水の入れ替え(1週間に一度実施)@ スチーマーの電源を切り、水温を確認して50℃以上の場合は、給水して内部を冷やします。
A 手桶などを用意して、出湯カランから内部の水を抜きます。
カランから水が出なくなるまで抜いてください。
B 水が出なくなったらカランを閉じ、水位計の中程(青と赤の境目)まで給水します。
C ふたたびAと同じようにして水を抜きます。
D 以上で水の入れ替え作業は完了です。
あとは、忘れずにカランを閉じ、推奨水位(下の写真参照)まで給水してから、スチーマーを
ご使用下さい。
スチーマー内部の洗浄(1ヶ月に一度実施)@ スチーマーの電源を切り、水温を確認して50℃以上の場合は、給水して内部を冷やします。
A スチーマー底部(GKシリーズの場合は右側面)の排水口から水を抜きます。
※ スチーマーがデスクトップタイプの場合は、本体を前に引き出して行います。
※ スチーマーが落下しないように充分注意しながら、必ず2人以上で行ってください。
10L以上のバケツでスチーマーの底部を受け、付属の回し板などを利用して、排水キャップを
ゆっくりと左に回します。
キャップが緩んでくると、内部から水が出てきます。
水をこぼさないように、バケツの位置を合わせてください。
そのまま、排水キャップを外します。
※ 排水時は大量の水が一気に排水されますので、水濡れなどに充分ご注意下さい。
B 水を抜ききったら、排水キャップを取り付け推奨水位まで給水します。
C 上記Aと同様にして、再び水を抜きます。
D 以上でスチーマー内部の洗浄作業は完了です。
最後に、排水キャップをきれいに洗ってから取り付けます。
パッキンに水あかなどが噛むと、水が止まらなくなりますのでご注意下さい。
あとは忘れずに推奨水位(下の写真参照)まで給水してから、スチーマーをご使用下さい。
スチーマーの推奨水位
給水時には赤の点線部分くらいまで給水すると理想的です。
Q.現在使用している、デスクトップタイプ(卓上型)のスチーマーを、
フロアータイプ(スタンド型)として使用したいのですが?
別売部品として、フロアースタンドを用意しております。
こちらをご利用いただくと、デスクトップタイプ(卓上型)のスチーマーを、フロアータイプ(スタンド型)として使用できます。
2ドア〜4ドアまで、機種ごとにサイズがあります。
また、トンネルタイプのスチーマーには使用できませんのでご注意ください。
Q.オークション(またはリサイクルショップなど)で中古のカナイスチーマーを
入手したのですが、修理は可能ですか?
機種や故障状況によって、可能な場合と不可能な場合があります。
弊社ではネットオークションやリサイクルショップ等で取引されているカナイ製・中古スチーマーについて、品質・性能・安全性等を一切保証しておりません。
カナイ製・中古スチーマーを取引する際は、上記の点に充分注意し、全て自己責任において行ってください。
- 中古スチーマーは外見上の状態が良くても、水漏れ、漏電、ガス漏れなど内部の故障が発生している可能性があります。
- 中古スチーマーについて、弊社で修理やオーバーホール等をお受けすることは可能ですが、機種や状態によっては修理不能な場合やかなり高額の修理代がかかる場合がございます。
- 特にガス式スチーマーの場合は、全製品の製造を終了してから20年以上が経過しているため、補修部品等の在庫も完了しており、修理は困難な状況です。
また、ほとんどのガス式スチーマーは耐用年数を過ぎているため、中古品の使用は大変危険です。
弊社では取引上のトラブルや正規ルート以外の製品の品質については、一切その責を負いかねますのでご了承下さい。
カナイスチーマーの機能について
Q.タオルが蒸し上がるまで、どのくらい時間がかかりますか?
また、開店時にすぐタオルが使用できるようにするには、
開店の何分前にタイマーをセットすればよいですか?
当社で、下記の条件のもとに試験を行った、EL−97シリーズ(2ドア、1kw)の場合、
- タイマーOnによる自動運転を開始してから、タオルが蒸し上がり自動運転が停止するまで約60分
- 自動運転時のタオル中心部の温度は平均値で約91℃(ドアの開閉を行わない場合)
最高出力(ヒーター出力ダイヤルが10の時)の手動運転時は、タオル温度100℃を維持
という試験結果が得られました。
(試験条件)季節によって水温などが変わりますので、実際の使用現場では、
気温、水温、タオル温度とも約25℃、
洗濯機で3分間の脱水を行った理容用タオルを使用、
タオル30本(1ドアに付き15本)を収納
タイマー運転開始から、タオルがすぐに使用できる状態になるまで、約60〜90分とみて頂ければ充分だと思います。
開店の約60分前にタイマーをセットして自動運転を開始すれば、タオルを使用する場面で十分な消毒がされたタオルをお客様にお出しできます。
Q.デジタル水温計の温度表示が100℃にならないのですが?
または、100℃以上になるのですが?
ご安心ください、故障ではありません!
温度が100℃より極端にずれていなければ問題ありません。
カナイスチーマーに搭載のデジタル水温計は、気圧によって変化する水の沸騰温度がわかるぐらい精密な温度計を使用しています。
つまり、スチーマーをご使用の地域の天気(気圧)によって、100℃以下(低気圧)になったり100℃以上(高気圧)になったりします。
また、スチーマーの使用場所の標高によっては、100.0℃よりもかなり低下することがあります。
ちょうど、高い山の上など、気圧の低い場所では水の沸点が低くなる、逆に気圧の高い所では沸点が高くなるという原理と同じです。
搭載のデジタル水温計は、約1,013ヘクトパスカルで100.0℃になるように設定され、1ヘクトパスカルで約0.03℃変化するようになっています。
またスチーマー内部は蒸気圧によって、外気圧より約3ヘクトパスカルほど高くなっていますので、外気圧が1,013ヘクトパスカルのとき、スチーマーの水温計は100.1℃を指すように設定されています。
スチーマーの水温計を見て、自分なりにその日の天気を予報するのもおもしろいですよ!
Q.「からたき」って何ですか?
「からたき」とは、スチーマー内に水が入っていない状態で、ヒーターを過熱する状態のことを言います。
自動給水装置のない機種で(ELシリーズなど)給水をしないまま、長時間運転を続けるとスチーマー内の水位が減って、からたき状態になります。
からたき状態になると、スチーマーのからたき防止装置が作動して、自動的にヒーターを停止しますが、スチーマー内が異常に加熱されるため故障しないまでも、スチーマーが若干傷んだり、寿命が短くなったりすることがあります。
ユーザー様の中には、「水位を確認するのが面倒」などの理由で、「からたき防止装置が作動し、停止してから給水する」といった、無理のある使用方法を日常的にされている方もおりますが、こういった使用は絶対にしないでください。
からたき防止装置を何度も繰り返し作動させると、スチーマーが損傷(蒸気室損傷や水漏れ、水漏れによる操作盤故障など)したり、極端に寿命が短くなったりします。
こういった場合、修理がかなり困難になったり(高額の修理代)、最悪の場合、修理不能になりますので、十分にご注意ください。
スチーマーの水位は水位計で定期的に確認してください。
水量は少ないより多めの方が(水位計の青ラインの中間程度)、からたきの心配がない上に給水までの間隔が長いため、手間いらずで省エネ運転が出来ます。(GKシリーズは自動で給水します)
※ご注意※ 万一、からたき状態になったときは、絶対にあわてて給水しないでください。高熱のスチーマー内に冷えた水が入ると、器体内の蒸気が収縮(1/1,600)、蒸気室が変形して修理が不可能になるような甚大な損害になることがあります。 必ず水温計を確認し、60℃以下になってから給水してください。 |